事業継承対策の柱…その2

2 事業継承成功のための2つの柱   

 

 @ 人的対策

 後継者の選出、後継者の育成、後継者を含む相続人間でのトラブル(財産承継をめぐっての争族)の回避、従業員と現経営者との関係整備、従業員と後継者との関係整備等、人間関係にかかわる問題点は多数想像されます。人間関係を整備すること(=人的対策) がスムーズな経営権の移譲には欠かせません。

 オーナー型企業の場合、現経営者のカリスマ性に依存しているケースが多いのではないでしょうか。偉大な経営者の威厳とオーラに従業員ばかりか社外の関係者(取引先、金融機関等)も圧倒され、支持されている場合には、後継者への経営権の承継時期の見極めも重要となるでしょう。

 A 物的対策

 経営者が死亡した場合の相続税額はいくらか、金銭で一時に納付入可能か、経営者所有の自社株を後継者へ贈与した場合の贈与税額はいくらとなるか、自社株はいつ、いくらで後継者へ譲ればよいか等の相続税贈与税の問題の検討、解決はスムーズな経営権の移譲のためには最重要テーマです。あらかじめ想定される金銭等のトラブルはできる限り回 避磨る対策(=物的対策)が必要です。

 事業継承を成功させるためには、人的対策、物的対策の2つの対策を柱とし、相互にバ ランスの取れた対策を立案、実行していくことが求められます

                                               
                                   

           現状の分析・把握            

                       

        左斜め下                       右斜め下

   物的対策                    的対策

 

●自社株の評価引き下げ       ●後継者の選出      

●自社株の移転方法の検討      ●後継者の育成
●自社株の移転時期の見極め     ●相続人間のトラブルの回避
●株式分散と経営権の確保      ●従業員との関係調整
●相続税の軽減対策         ●取引先に後継者を認知させる
●相続資金の調達方法の検討
●納税方法の検討
       右斜め下              左斜め下                                                                                                                                                                                            
        事業継承対策の完了